3.05.2018

親としてズキズキっと

ひさ~しぶりです(^^;

ベネディクト・カンバーバッチ主演で映画化される予定が話題になった(のだろうと想像してる…)マット・ヘイグ著「How to Stop Time」(※アフィリエイトリンクです)を読んだら、無性にIWVを再読してみたくなった。

「How to Stop Time」では、生まれつき超長寿の人間がいる…という設定なんだけど、本のテーマとかIWVと被るわ被るわ…。(主人公はルイ系キャラだわ、別の人物は言ってることが一時期のレスタトっぽいわ…笑)

私的にはIWVの方がよっぽどオリジナリティに富み、話も面白いと思うんだけど、まぁそれはさておき。

IWVはアン・ライスが5歳の愛娘を白血病に亡くして、その悲しみの元に書いた作品。今回はその娘に対する思いが痛いほど伝わってくる文に、ズキズキっと来た(T_T)

クロウディアと過ごした最後の一時、まずはルイがクロウディアに言った言葉。

"I'll see you again; not here, in other places. Always I'll know where you are!" (Louis) 
「またいつか会えるよ。ここじゃない、別の場所で。お前がどこにいるか、いつでもわかるから!」ールイ

間もなくお別れが訪れることを知って、親ルイは娘クロウディアに「いつでもどこでもお前のことを思い、愛している」と伝えたのよね…。

'I only hope that when you have need of me, you can find me...' she whispered. 'That I can get back to you... I've hurt you so often, I've caused you so much pain.' .... She was resting still against me. I felt her weight, thinking, In a little while, I won't have her anymore. I want now simply to hold her. There has always been such pleasure in that simple thing. Her weight against me, this hand resting against my neck. 
「あなたが私を必要とした時には、いつでも私を見つけられることを願うわ…」と彼女は囁いた。「そして私があなたの元に戻れることを…。散々私はあなたを傷つけ、苦しませてしまったから…」… 彼女は私に静かにもたれ掛かっていた。私はその体の重みを感じながら、もうちょっとしたら、彼女はもうここにはいなくなってしまう…、そんなことを考えていた。今はただ抱きしめていたい。こんなシンプルな行為が、いつも幸せをもたらしてくれた。彼女の重み、私の首に置かれた彼女の手。
相変わらずの訳のもどかしさが…。

娘の方も親を苦しめてしまったことにすまないと思う気持ち、親を慰めに来てあげたいけど、できるかわからないという思い。

そして親となってわかったけど、本当に子どもを膝に乗せて抱っこしてるだけで、すごーく幸せな一時になる。それをもう少ししか抱っこしてられないなんて…ぐぐぐぐ、悲しすぎるぅぅぅぅぅ(T_T)

あまりにも泣けてしまった文で、思わずここに書いてしまったのでした~。

…ではまた消えます(笑)